タヌキがいました→予防について①
こんにちは、くら動物病院つつじヶ丘です。先日仕事終わりに帰宅途中のこと、路上に2匹の動物の影が見えました。
猫ちゃんかな?
道路の割と真ん中だし、車が通ったら危ないなー
と思い、少し近づくように進路をとって行くと1匹はスッといなくなりました。
もう1匹はなかなかその場から動かず…
猫じゃない。

タヌキでした。
画像だと分かりづらいですが、首の後ろのあたりがカサブタのようになっていて毛がありませんでした。
恐らく疥癬(カイセン)という皮膚に住み着くダニによる症状だと思われます。
野生の小動物はマダニ、疥癬、ノミなど外部寄生虫(身体の表面に寄生する)に感染していることが多いです。
またその糞尿などを口にすることで、うつってしまう病気もあります(レプトスピラ症 後日詳細をブログに載せます)
直接口にしなくても、尿などの匂いを鼻を近づけてクンクンして
その後に自分の鼻先をペロッと舌で舐めてしまえば身体に侵入する可能性は否定できません。
このタヌキは私が2mくらいの距離に近づくまで逃げませんでした。
人の気配などに慣れていて住宅街の合間で生活しているのではないかと思います。
このような野生の小動物がノミやダニなどを落としていった所を通りかかれば、冬場でもノミやダニに感染してしまう可能性があります。
草むらにぐんぐん入っていくわんちゃんは、特にノミダニ予防を1年を通して行っていくことをおすすめします。
くら動物病院つつじヶ丘
2022年03月05日 09:30